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takekoyama official blog

・・強すぎ、タイガー。ちょっとどうにもならないね。・・

どうにもならない。
最初から見れましたか?皆さん。ゴルフは1番ホールから始まっているのですよ。
ほとんどの勝負は前半で決着。勿論、サンデーバックナイン何て言いますが、逃げる事が出来るなら逃げたいのが人情ってもんですよ。タイガーを逃がしてしまったルークの責任は大きいですね。前半ルークが2つで良いのから取っていれば、マキール、ガルシア、そしてメジャーカナディアンのウイアがやってくれていたかもしれませんね。

しかし、全ては4番のルークのTeeshot。FWど真ん中のボールが、、、、ディポット跡へ。
そこからのショットは完璧にコンタクト。しかし無常にも打ったボールが深過ぎたディポットの壁に当たりボールは距離が出ずボギー。この流れのまま5番パー5のバーディーパット2m弱。綺麗に外し終了だった。タイガーはこの5番で2つ目のバーディー。3W&3Iで2オンだった。パワー&コントロール。これをタイガーにされたら勝てない。ベン・ホーガンだろうが、ボビー・ジョーンズ、二クラス、パーマーだろうが全盛期のPlayerでも勝てないな。

今年のPGAは面白くなかった?面白かったと聞かれれば、面白くなかったと言うしかない。
コースのセッティングが他のメジャーに比べると易し過ぎた。
天候には勝てないと言う輩も出てくるだろうがコースを守り過ぎたかな?優勝が18、2桁以上のスコアがあんなにあるメジャーは久し振りだものね。びっくり。これは年に一回しかメジャー、いやツアープロを対象としてコースセッティングをしないPGA of Americaが現代、近代のトーナメントが凄い速さで進んでいる事を学ぶ姿勢を見せないと来年もこの様なスコアが優勝になっちまうのかも知れない。PGAツア-のオフィシャルは笑っているかもしれないね。これは単なる俺の予想だよ、でも機会があったらジョン・シュレーター(ツアーオフィシャルで友人)に聞いてみよう。

最終日。やっとグリーンがメジャーの速さになって来たが、硬さはそのまま。ショットはFWから打てば戻るし、止まる。ラフからもウエッジは止まっていた。しかしルークはピンへは打てなかった。ピンハイへ飛ぶショットが少なくなってしまった。そしてコーナーに切ってあるピンへダイレクトに打てなくなってしまった。長いバーディーパットだけ。これでは入らない。長すぎる。では?どうしてなのか?これは俺の見解だけど、天気が良くなってグリーンがshiny(光って)見えていたんだろうって。Looks早くて、硬そうに見えてしまったのか?ボギーを打ってスコアを落としたくないと言う気持ちがそうさせたのかも知れない。

ゴルフは心との勝負。彼は完全に9年間住んだ地元の天候に負けていたのかもしれない。生まれ育った、イングランドの鉛色の空があったなら、初日、2日目の曇り空があったなら、彼のショットへの不安は晴れていたのかもしれない。そして最終日の4番・FWのディポットが無かったらと思うと、ゴルフとは最後には己との戦いであって決して敵は、コースでもなければ、プレーヤーではない事をこの試合は教えてくれた気がする。

まぁ~今年のメジャーは全て終了。タイガーが強い事がまた再確認させられただけで終わった。しかしスイングについてははっきり言っておこうね。他の選手が真似したって全然駄目って事。あのスイングじゃー飛ばないから。あれだけフェースを目標から逸らさず振ったら飛ばなくなるから。距離的には1クラブ、いや2クラブは違ってくるかもしれない。勿論、俺だって試合で使う打ち方。でも距離的には断然、落ちる訳で6番のフルスイングで行けるのなら、態々4番のタイガー打ちはしない。その辺りがタイガーの強さなんだろうな。彼の身体能力の高さ、そして勤勉さ、努力には、完敗だ。最終日のTVの解説陣、全員が口を揃えてこう言った。
”タイガーが俺たちの時代にいたら、プロゴルファーにはならなかった”ってね。

今週も試合から始まります。行って来ます。では、、、、
俺はタイガーにはなれないし、ならない。でも・・・・つめの垢は呑むよ。
by takekoyama | 2006-08-21 19:57 | ・・色々・・