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takekoyama official blog

『Blog de Column Vol 3』

『Blog de Column Vol 3・Manner』

 日本に戻って2年が過ぎた。Manner。米国に長く住んでいると、これがあって当たり前、使えて当たり前、守れなければ生活できないのが当たり前、これが欧米であると信じていた。タケも決してMannerを完全にマスターしているとは言い難いが、日本に帰るとびっくりする事がてんこ盛りだから困ったモノだ。先日も飛行機の中で、搭乗してくる人たちのBagが座っている人(タケ)の、頭、腕、肩に当たっても平気で通過して行く、到着後、慌ても降りる事が出来ないのに前にドンドン詰めてくる。並んでいるのを知っているのに横から入ってくる。駅の階段も、スーパーのレジの前でもだ。そんな時に顔を覗くと、これが小さな子供ではなく大きな大人だから驚きだ。こんなオヤジ&オバハン(タケも同世代)が今の若者の話をするから更に驚きだ。
 
 しかし、老いも若きもゴルファーにはそんな輩はいないと思ってはいたが、今回のQTでは『事件です』といわざるおえない事が起きたから、書き残して置かなければならない。
 
 辞書でMannerを調べると、態度。礼儀。礼儀作法。と書いてある。ゴルフ場における礼儀とは何だろうか?基本になる『エチケット』をはじめ、『遠方先打』、『傷つけたピッチマークやディポットを直すこと』だろうが、プロになればMannerの幅も広くなるのだ。『じっとしている』。これ、動かないって事。人がアドレスに入り、ストロークするまで『じっとしている』事が出来ない輩が多い。
 
 『事件です』は、初日に起きた。集中出来ないプレイヤー・タケだからこそ見えてしまうのかもしれないが、横目で視界に入る場所でストローク開始と共にそのプレイヤーは動き出すのだ。初日に1度注意をしたが、2日目にも同じ注意促した。その時は他の同伴競技者にも意思を伝えたのだ。初日はこれだけでは終わらなかった。タケの打順を間違え先に打ったその選手に間違えを気が付いていないようだったので、『緊張しているの?打順間違っているよ。アドレスに入っていたから打つ前には言わなかったけど。注意してね。』っと伝えると『緊張なんかしていませんよ。』っと言葉が返って来た。タケは試合中にはなるべく事件を発生させぬよう努力する。まして注意すれば己が駄目になるケースが殆どだ。出来れば事無きでラウンドを終了させる事に集中するのだが、この日は無理だった。そこから連続ボギー。熱くなった方が勝負事は負けである。その選手は2日目にはルール違反を犯してしまうのである。ハザード内でルースインペディメント(Loose Impediments)を取り除いてしまったのだ。
 
 QT・予選会。ここには来年度のツアー出場権を掛けてそれをもぎ取ろうとする猛者達が集まっている筈だ。ここにはここのルールがあり、Mannerも存在する。礼儀作法。まさにQTにしかないモノもあるだろうが、人間が生きて行く上での最低限のルールはMannerに続いていると考えるが、いかがなものだろうか?子供の育成には欠かせないというゴルフだが、教える人間がMannerなしでは出来あがるゴルファーの人間形成は疑わざるを得ない今日この頃である。

10・06・09’ タケ小山



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by takekoyama | 2009-10-06 09:48 | Column